「エクストルーダープリヒートエラー:ヒーターおよびサーミスタの配線に損傷がないか確認してください」というメッセージは、プリンタがノズルを20秒間で2℃以上加熱できない場合に表示されます。プリンタは安全機能を起動し、即座に加熱プロセスを停止し、このメッセージを画面に表示します。その後、ユーザーがすべての部品を点検し、必要に応じて問題を修正するのを待ちます。
エラー名:ホットエンドプリヒートエラー
エラーコード:#17202
どうやって直すのですか?このエラーは、ほとんどの場合、ホットエンドヒーターケーブルの配線損傷や接続不良が原因で発生します。まれに、ホットエンドサーミスタの配線や接続が原因となることもあります。
目視による点検
テスターを使う前に、サーミスタとヒーターが接続されているドワーフボードを確認し、配線が切れていないか、または外れていないかを確認してください。
- フィラメントがエクストルーダーからアンロードされていること
- プリンタの電源がOFFで、電源プラグが抜かれていること
- ホットエンドおよびヒートベッドが室温まで冷えていること
空のPrusament段ボール箱をヒートベッドの前中央付近に置いてください。Y軸をプリンタの前側いっぱいまで動かし、エクストルーダーをX軸の中央付近まで移動させます。
ドワーフカバードアを開けて、ドワーフボードにアクセスします。
下の写真を参考に、すべてのコネクターがしっかりとソケットに接続されているか確認してください。特にサーミスタとヒーターのケーブルに注目してください。まれに、輸送や取り扱いが荒いとヒーターやサーミスタのケーブルが緩むことがあります。
抵抗値の確認
下記の表は、各部品の正しい抵抗値と、テスターの設定スケールについて説明しています。ホットエンドサーミスタは25℃で100kΩです。実際には、温度が20℃から30℃の間で変動するため、80kΩ~125kΩ程度の幅広い値が表示されることがあります。
ケーブルに微細な断線がある場合、特定の位置でのみ接続が切れることがあります。そのため、測定中にケーブルを少し動かして、値が大きく変化しないか確認してください。
部品 |
抵抗値 |
テスター設定スケール |
ホットエンドサーミスタ |
[80 kΩ - 125 kΩ] |
200kΩ |
ホットエンドヒーター |
[12.3 Ω - 15.1 Ω] |
200Ω |