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Prusa純正マグネットヒートベッドは、取り外し可能なフレキシブルスプリングスチールシートを保持し、プリント面からプリントオブジェクトを簡単に取り外すことができるよう特別に設計されています。
艶消しパウダーコート (色は異なる場合があります。) プリントオブジェクトの裏面
プリントシートのラインアップをさらに充実させ、「艶消しパウダーコートシート」を用意しました。プリントの特性としては、smooth と textured の中間に位置します。ファインパウダーでコーティングされた表面は、軽くマットな質感で、特にPLAやPETG素材をプリントする際に最適な接着性となります。ABS、ASA、FlexFill 98A、ポリカーボネート(PC)など、一般的なフィラメントからあまり一般的でないフィラメントまで、幅広く完全に対応しています。
主な特徴
PLAとPETGの両方に適しています。
軽い質感の底面仕上げになります。
両面を入れ替えて使用できます。
プリントオブジェクトはシートが冷めると自動的に剥がれます。
先端材料(PCブレンド、ポリプロピレン...)を含む幅広いフィラメントに対応できます。
メンテナンスが容易で、接着性に優れています。
配慮すべき事項
アセトンでシートのクリーニングは絶対にしないでください。表面を劣化させます。
シートは常に清潔に保ってください。油分があると接着力が大幅に低下します。
シートの種類を切り替える場合は、ライブZ値の再調整が必要です。スチールシートプロファイル を参照してください。
こすり傷に弱いです。金属製のヘラなどでプリントオブジェクトを剥がさないでください。こちら のようなプラスチック製のヘラをプリントすることをお勧めします。
PLAを使った小さなオブジェクトのプリントでは、Brim(つば) が必要な場合があります。
TPUやTPEEを使ってプリントする場合は、剥離層としてスティックのりを塗布してください。
ASAやPCブレンドのプリントは、スムースPEIシートに比べ、艶消しパウダーコートシートへの密着度は低くなります。プリントには、つばやシールドが必要な場合が多いです(スカート "Draft shield" around the object はPS2.3の機能です)。
PCブレンドは、きれいな状態の艶消しパウダーコートシートとの相性は抜群ですが、時間が経つとシートが磨耗する可能性があります。PCブレンドを頻繁にプリントする場合は、シートへのダメージを防ぐため、スティックのりによる剥離層を設けることをお勧めします。
プリントシート(艶消しパウダーコートシート、テクスチャーパウダーコートシート、スムースPEIシートなど)のような消耗部品は、コーティングが時間の経過とともに減少するようになっているため、保証の対象外となります。傷、へこみ、ひび割れ、その他の外観上の損傷も保証の対象外です。商品到着時にシートに不具合ある場合のみ、保証の対象となります。
メンテナンス
はっきりと指紋が付くのは、シートが汚れている、または油分が多く、クリーニングが必要であることを示しています。シートが冷えているときに、90%程度のイソプロピルアルコール(IPA)でクリーニングしてください。90%のIPAで十分でない場合は、食器洗い機用洗剤で洗浄してください。シートは濡れたまま放置せず、水分をよく拭き取ってください。防錆層はありますが、お勧めできません。
アセトンでのクリーニングは絶対にしないでください。表面が劣化します。
使用するペーパータオルの種類によっては、シートに繊維片が残ることがあります。
フィラメント
私たちは多くのテストを行い、その結果をまとめました。ぜひご活用ください。様々なタイプのフィラメントに対するシートの準備方法を確認するには、see our Material table をご覧ください。
プリントオブジェクトの定着が悪い場合
プリント面が完全にきれいで、イソプロピルアルコール(90%)を浸したペーパータオルで拭いて油分をすべて除去し、ファーストレイヤーの高さを完全に設定しているにもかかわらず、プリントオブジェクトがプリントシートに確実に密着しない場合は、1層目の問題 を確認してください。