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フェイズステッピング (XL)

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フェイズステッピング機能は、各モーターの駆動信号をカスタマイズするものです。これにより、ステッピング・モーターの製造時に生じる自然なばらつきに起因するオブエジェクトの可視的なアーティファクト(VFA)やノイズなどの不一致に対処します。

フェイズステッピング・キャリブレーション

キャリブレーションは複数のプリンタで同時に実行しないでください。隣のプリンタが同じような動きをしていると、測定に影響が出る可能性があります。

フェイズステップのキャリブレーションはプリンタのセットアップウィザードの一部にあります。セルフテストの実行なしでこの機能にアクセスするには、LCD Menu -> Control -> Calibrations & Tests -> Phase Stepping Calibrationに進みます。

プリンタはプリントヘッド(マルチツールの場合、最初のプリントヘッドを選択する)をベッドの中央に移動させ、X軸とY軸に対してツールを異なる速度で斜めに移動させます。その間、Dwarfボードに設置された加速度センサーからデータが収集されていきます。目的はモーターの特性を測定し、これらの設定を保存することにあります。

キャリブレーションの失敗

フェーズステップキャリブレーションが中断され、画面にCalibration failedというメッセージが表示された場合は、プリンターの ベルト張力 を確認してください。

テンションを正しく調整しても問題が解決しない場合は、より高い値またはより低い値への調整が必要な場合があります。必ず左右で同じようになるような調整をしてください。

フェイズステッピングとクラッシュ検出

メニューまたはセルフテストによってフェイズステッピングが有効になると、クラッシュ検出は自動的に無効になります。現在のところ、両方の機能を同時に使用することはできません。フェイズステッピングを無効にし、クラッシュ検出を有効にするには、プリンタメニューの Settings -> Hardware -> Phase stepping で無効に設定します。そのあと、設定メニューのクラッシュ検知を有効にしてください。

 

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