
基本情報
CPEは様々な機械部品の試作に適した素材です。 その機械的特性やプリント品質はPETGに似ています。CPEは優れた耐薬品性、層間接着性、プリント面への密着性を持っています。
推奨ノズル温度:275°C
推奨ベッド温度:90°C
ヒートベッド:パウダーコートTXTまたはサテンシートの使用を強く推奨します。スムースPEI面でプリントするとシートが損傷する可能性があります。
説明
CPEはテレフタル酸をベースとしたコポリエステルです。その機械的特性はPETGとABSの中間にあり、層間接着性も良好なため、機械部品のプロトタイプのプリントに適しています。CPEは耐薬品性・耐機械性・寸法安定性に優れています。ABSのような強い臭いや反りの問題もありません。CPEは耐薬品性・耐熱性(最大75°Cまで)を持つ素材です。CPEの引張強度はABSと同等です。透明性があるため薄肉モデルのプリントにも適しています。CPEはビジュアル・機能試作、機械部品などの作成に適しています。
CPEはスムースPEIプリントシートに非常に強く密着し、表面を損傷する可能性があることに注意してください。PETGと同様に、スティックのりを薄く塗るか、サテンまたはパウダーコートTXTシートを使用してください。
対応素材の特性比較については、material table.をご覧ください。
メリット |
デメリット |
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✔ 優れた機械的耐性 |
✖ 吸湿性素材 |
✔ 優れた層間接着性 |
✖ プリント面への密着が強すぎる |
✔ 優れた耐熱性・耐薬品性 |
✖ PETG同様の糸引き問題 |
最適な用途
CPEの最適な用途は、優れた耐薬品性・耐機械性が求められる技術部品のプリントです。CPEはビジュアル・機能試作、機械部品などの作成に適しています。
プリント成功のコツ
ほとんどのプリント設定はPETGと似ています。
スムースPEIシートでプリントしないでください。密着が強すぎる場合があります!
テクスチャードプリントシートを使用してください
プリント面は専用記事で説明されている通り、清潔に保ってください。パウダーコートプリントシートのいずれかを使用することを推奨します。スムースPEIシートでプリントしないでください。密着が強すぎる場合があります!どうしてもスムースPEIシートを使う場合は、プリント前にスティックのりを塗布してください。
サンプルプリント
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