MK2.5、MK2.5S、MK3、MK3S、MK3S+のファームウェアバージョン3.8.0で導入された設定メニューに、「HW setup」という項目があります。これは、ハードウェアの変更をプリンタ/ファームウェアに通知し、競合が発生した場合にどのようなアクションを取るかを設定するためのものです。
これらのセッティングを行うには LCD Menu -> Settings -> HW setupを選択します。
各モデルでHWsetup内のメニューが若干異なります。:
MK3/S/+の場合
- Steel sheet profiles
- Nozzle diameter [0.25/0.4/0.6/0.8]
- Checks
- Nozzle [Warn/Strict/None]
- Model [Warn/Strict/None]
- Firmware [Warn/Strict/None]
- FS Action
- F. sensor detection
- Experimental (Hidden setting which must be activated)
MK2.5/Sの場合
- Steel sheet profiles
- Nozzle diameter [0.25/0.4/0.6/0.8]
- Checks
- Nozzle [Warn/Strict/None]
- Model [Warn/Strict/None]
- Firmware [Warn/Strict/None]
- SuperPINDA [Yes/No] (MK2.5/S only)

Nozzle diameter setup(ノズル径の設定)
デフォルトでは、すべてのPrusaプリンタは0.4mmノズルで出荷されています。ノズルを交換する場合、正しい直径を設定することができます。プリンタは、ノズル径の保存値を、当社のPrusaSlicerでGコードに保存されたパラメータと比較します。不一致の場合、プリンタはその旨を通知することができ、プリントの失敗を防ぐことができます。
この設定はFirst Layer Calibrationの際の押出量(フロー)には影響しません。異なるノズルのFirst Layer Calibrationについては、記事さまざまなノズルタイプで詳しく解説しています。
Preliminary checks(事前の確認)
ノズル径のチェック以外にも、プリンタが他のパラメータをチェックし、設定の不適合を警告することができるようになりました。プリントを開始する前に、プリンタはメモリーに保存されているパラメーターとGコードを比較します。
コントローラのパラメータは以下の通りです。
- Nozzle diameter (0.25, 0.4, 0.6 etc.)
- Model if the printer g-code is sliced for (MK3, MK3S+, MK2)
- Firmware version
それぞれ、制御されるパラメータに対して3段階の警告を設定することができます。:
- [none] - オフにすると、ユーザーには何も通知されません。
- [warn] - 画面に警告メッセージが表示された後、プリントを続行することができます。
- [strict] - 警告メッセージが画面に表示され、ユーザーは問題を解決するまで続行できず、プリントは中断されます。
その他のオプション
その他のオプションの説明については、上部のメニュー階層にあるリンク先のリストをクリックしてください。